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ketyさん
点字毎日の僕の投稿を見つけてくださったのですね。
まえもってこちらではお知らせしておりませんでしたのに、うれしいことです。
点字をお読みになれない方のために今回の投稿の最後にそのエッセイの内容を掲載させてもらいますね。
力ばっかり入って、あまり内容はないよ〜。ブヒヒヒヒ。
それから、村下さんのイベントですが、今年も参加できません。
特に今月はあれこれと予定が入ってしまって、これ以上休めないのであります。(涙)
またいつの日か参加して、ファンの方たちとともに村下さんをしのびたいと思います。
それでは、点毎のエッセイを下に掲載して今回は失礼します。
「ひととき」
― わすれかけていた思い ―
神戸市 馬場貴弘(46・三療師)
押さないころのことだった。商店街で人ごみに押されて、お菓子屋の店頭に並べられていた飴の袋を落としてしまい、さらに踏みつけてしまった。それをみていた神経質そうな店主からこっぴどくしかられた。やがて徐々に視力を失って、30年以上たったころ、そのお菓子屋を買い取って治療院を開業させるなんて、当時の私に教えてやったらどんなにか驚くことだろう。
開業した後のある日、母が窓口に飾った花の手入れをしながら、ふと「きれいにすれば、亡くなったお菓子屋の主人も喜ぶやろう」とつぶやいた。私は思わず「今は、僕の店やないか!」と突っ張ったものの、母のその言葉にハッとさせられた。あのお菓子屋は、今では私の持ち物になっているが、前の店主が情熱を注いで守ってきた店舗である。あの店主の神経質なまでの商売への思いと、こんな母の思いやりが心に残った。
私は6年間の厳しい修行を経て開業した。大きな自信はあったが、いつも謙虚を心がけ、向上心を持ち続けてきた。「同じ人間なんだし、あの人ができるなら自分にもできるはず」という負けず嫌いな性格も手伝った。「長野式治療」というはり治療のセミナーにも、たくさんの健常者の中に飛び込んで勉強させてもらっている。それは、患者さんに喜んでもらえる確かな治療法を手にしたいと願うからだ。
趣味としている音楽活動でも、歌やギターに磨きをかけたくて教室に通っている。教室に通ううちに、昔よりも声がいっそうきれいに出るようになった。ライブやCD音源を聴いて、「感動した!」とか「元気をもらっている」という温かいメッセージが届けられる。そのたびにまた力がわいてきて、もっと上手な人たちを目指そうという気持ちになる。
こうしていろんなことを学ばせてもらううち、技術面と同じくらい意識や情熱といったものの大切さを痛感するようになった。治療ではどういう効果をねらってはりを打っているのか、歌っている時には何を伝えようとしているのか。いつも自らに問いかけ、技術にばかりこだわっていた自分の誤りに気づいた時、新たな道が広がった気持ちになった。そして、患者さん、あるいは歌に耳を傾けてくださる方との熱い思いのやりとりこそ明るい道をもたらしてくれるものと気づいた。
http://love.ap.teacup.com/shippo/
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