|
|
そうそう、アレグロ氏にぜひ意見を聞きたいことがありました。
以前アレグロ氏は、鍵盤の錘を支点から遠くすると慣性モーメントが
大きくなってよくない、とお話になっていましたが、私は違うと
思うのですよ。
というのは、フルコンは非常に鍵盤もハンマーも長い。当然ハンマーも
大きめです。しかし弾きにくいことはまったくない。むしろC3あたりより
演奏にのると信じれないほど速く弾けることがある。
鍵盤錘を中心部によせるのか、あるいは支点に遠いところになるべく
大きなものを少数配置するのか、は、アレグロ氏とpianohaus氏は
反対のことをおっしゃっているように思う。私はpianohausu氏の
意見の方が正しいと思う。
もしアレグロ氏の言うことが本当なら、フルコンはとんでもなく
弾きづらいピアノになるはずですよね。重さのつりあいは
モーメント(重力x支点からの距離)ですが、慣性は距離の二乗に
比例することになる。
個人的にはある程度の慣性モーメントが必要なのではないか、と
思っています。C1-C3とフルコンの差の多くは慣性モーメントの差では
無いでしょうか。
というのは、ハンマーが打弦したあと、跳ね返ってきて鍵盤の後ろの
バックチェックに受け止められるのですが、この力は鍵盤を戻す
力、つまりアップウェイト側に働く。ハンマーがレストから打弦
までの距離は38mm程度でフルコンからアップライトまで同じですが、
当然シャンクの長さが違う。したがって、慣性モーメントは鍵盤
だけでなくハンマーの分も違う。
もちろん、ハンマーのバックチェックに加えられる部分を丁寧に
加工するとか無駄なシャンクの重量を削るとか、丁寧に加工された
上での話しです。
以前のS&Wの錘を支点側に配置する試みは歴史的な失敗と認識されている
ことからもアレグロ氏の意見は間違っていると思います。
|
|